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業務用かばんメーカーが本気で考えた、防災のこと①

今日から、BAGWORKSの“中身が見える”防災バッグ「レスキューマン」が発売となります。そのタイミングにあわせて、業務用かばんメーカーのバッグワークスが考えた防災のことを、ちょっと真面目に書いていきたいと思います。私たちは防災のプロではありません。ただ、防災バッグをつくるとなると、これまでは考えなかったようなことを考えるようになります。それでは、3日間に分けてお伝えしていきます。

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業務用かばんメーカーが本気考えた、防災のこと①
「生き残るための最大限の努力をすることが、防災のスタンス」
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2011年の3.11東日本大震災以降も、人の命や住まいを奪う災害が後を絶ちません。

それでもなお、私たちは地球との共存をやめることはできません。豊かな地球環境を享受し、同時に自然災害と対峙するという、絶妙なバランスで成り立つ関係性をつくっていくしかないのだと思います。

この地球上にいる限り、災害は避けられないものであり、向き合うべきテーマです。私たちにできることは、けっしてゼロにはできない被害を、限りなくゼロに近づけることではないでしょうか。

そのひとつの手段である防災グッズ・防災バッグも、今では色々な種類があり、それぞれの家族構成やライフスタイルにあったものを手に入れることができます。一方で、防災グッズを持っている人はどれほどいるのか。

スミセイ「わが家の防災」アンケート2017(住友生命保険相互会社)によると、「今後、あなたのご家庭で実施しなくてはいけないと思う防災対策は何ですか」という質問に対して、「非常用持ち出し袋の準備」が40.8%で1位となっています。しかしながら、同調査の「以前から、ご家庭の防災対策で実施していることは何ですか」という質問に対しては、「非常用持ち出し袋の準備」が31.4%に留まっているのです。「特に何の防災対策も実施していない」理由は、1位が「何をしたらよいか分からない」で34%、2位が「つい先延ばしにしてしまう」で33.6%だそうです。もうひとつ気になるのは、6位の「やっても無駄」6.3%。

これは、違うのではないか、と思います。「無駄だった」というのは、あくまでも結果であって、事前に判断のつくことではないからです。「やっても無駄」という言葉には、「何をしていても、生き残るときは生き残るし、死ぬときは死ぬ」というニュアンスが含まれているような気がします。生き残ったときには、確かに「対策してもしなくても同じだった」と感じるかもしれません。しかし死んでしまったときには、後悔することすらできないのです。

時期も規模も予想のできない災害に対しては、「生き残るための最大限の努力をしておく」こと。それが、自分のためにも、家族のためにも大切なスタンスなのではないでしょうか。